リプロデンチャーシステム

リプロデンチャーシステム

リプロデンチャーシステム

リプロデンチャーとは?

  • 歯科医院様から納品されたマスター模型は最後まで残します。
  • 複製した作業模型上で技工作業を行うという基本概念から製作するリプロプレートがリプロデンチャーのスタートになります。
  • リプロデンチャーには、総義歯ではハイグリップ床・ハイグリップ金属床(米国特許済)や、シリコン裏装材を使ったシリコン裏装床・ハイグリップシリコン裏装床があります。
    そして、パーシャルデンチャーでは、ソフトアタッチメントデンチャー(国内特許申請中)もあり、様々な症例に対応できるシステムと考えられます。
ハイグリップ床
ハイグリップ金属床
ソフトアタッチメントデンチャー

今までの入れ歯作り~これからの入れ歯作り

これまでの義歯製作では歯科医院様から納品されたマスター模型上で技工作業を行い、作業途中で発生する、熱・水分・レジン収縮などによる変形等の結果を確認できないまま患者様の口腔内へとセットされていました。

満足する入れ歯を提供するための方法として、マスター模型と作業模型を区別して技工作業を行うことが大切と考えられます。
そして、作業模型は、作業工程上おこる収縮変形などを補正できるものでなくてはなりません。

上記の観点からリプロデンチャーシステムによる技工方法は画期的であり、より高い満足感を患者様に提供できるものと考えます。

リプロデンチャー(総義歯)

総義歯用に製作する従来の咬合床は、基礎床と咬合堤から構成される仮の義床であり、基礎床部分はワックス・オストロンなどで製作していました。
この部分は、試適作業の後、樹脂(レジン・スルフォン)に置き換えます。
これは今までの義歯製作では当然の作業であり、正に、この置き換える重合作業によって収縮変形が起こります。
理想としては試適作業時の適合が最終セット時でも同じでなくてはなりません。

そこで、リプロデンチャーでは、まずリプロプレートを製作します。
このリプロ基礎床は、完成した基礎床です。よって、試適作業後の収縮変形がありません。
また、マスター模型を残すため、その後の咬合採取、配列試適もしたすくなります。

まさに、リプロプレートによる義歯製作はこれからのスタンダードになっていくでしょう。

リプロデンチャー(総義歯)
リプロプレート
リプロプレート
リプロプレート
リプロプレート

リプロソフトアタッチメントデンチャー(特許出願中)

基本的に残存歯に従来の金属ワイヤータイプのクラスプは使用しません。(症例による)
リプロソフトアタッチメントは、残存歯のアンダーカット部分にシリコンを裏装して安定させます。
従来のワイヤータイプですと局部で維持するため、残存歯への負担が大きく、異物混入は避けられませんでしたが、リプロソフトアタッチメントでは、シリコンにより、残存歯を包み込むように維持し、なおかつシリコンがアンダーカット部分のパッキンの役目を果たすため、残存歯への負担も軽減され、異物混入が少なくなります。

よく噛める。スクラブが無い。(審美性が良い)と、患者様から好評を頂いております。

パーシャルタイプもフルデンチャー同様、リプロプレートからスタートするため、一床一歯などの小さいケースであっても完成品での試適作業となり、より一層、適合の良い入歯が完成します。

安定感

安定感

審美性

審美性

前歯部分のスクラブは案外目立つもの。
患者様に気持ちよく日々を送っていただくためには、重要な要素だと考えます。

症例集(フルデンチャー)

上顎ハイグリップ床

ハイグリップ加工することで、吸い付くような使用感。

上顎ハイグリップ床
上顎ハイグリップ床
上顎ハイグリップ床

上顎ハイグリップ金属床

右側の写真にあるのは、ハイグリップ金属床の圧痕

上顎ハイグリップ金属床
上顎ハイグリップ金属床
上顎ハイグリップ金属床

下顎ハイグリップデンチャー

顎提の低いデンチャーにも、ハイグリップ加工を施すことで表面積を増やして対応。
左側の写真が試適の段階から納品まで変わることのない基礎床。

下顎ハイグリップデンチャー
下顎ハイグリップデンチャー
下顎ハイグリップデンチャー

ハイグリップデンチャーの特徴

ハイグリップデンチャーの特徴
  • 試適の段階で既に完成された基礎床をしようする為、精度の高いデンチャーが仕上がる。
  • ハイグリップ加工を施すことで、表面積を増やし、吸い付くような使用感となる。
※シリコン裏装

歯槽骨の突起などで、通常のデンチャーでは対応しきれないケースは、シリコンを裏装することで対応できます。
(リプロデンチャーは、シリコン部分と樹脂部分が剥がれにくいのが特徴です。)

症例集(パーシャルデンチャー)

下顎片顎デンチャー

3・4番クラスプに変わる、ソフトアタッチメントを使用。

下顎片顎デンチャー
下顎片顎デンチャー
下顎片顎デンチャー

下顎デンチャー

通常であれば、前歯部分にクラスプを掛けて維持しますが、ソフトアタッチメントを使用することで、審美性が向上。安定感も増します。

下顎デンチャー
下顎デンチャー
下顎デンチャー

上顎デンチャー

床部分をハイグリップ金属床、残存歯にソフトアタッチメント。

上顎デンチャー
上顎デンチャー
上顎デンチャー

パーシャルデンチャーの特徴

パーシャルデンチャーの特徴
  • 弾力性のあるソフトアタッチメントが残存歯との隙間のパッキンの役割を果たすため、異物混入しにくい。
  • ソフトアタッチメントを使用することで、クラスプを使用せずに安定させられるので、審美性が大幅に向上する。
※シリコン裏装

写真は、インプラントの人口歯根部分をシリコンで裏装したケースです。
このように、剥がれにくいシリコン裏装技術によって、多くの症例に対応できます。

お手入れ方法

リプロデンチャーは、特別な素材ではございません。
一般的なポリカーボネート又は、レジンで出来ています。
よって、お手入れ方法も、洗浄力が強い塩素系の洗剤はもとより、素材を犯す恐れがある洗浄方法は、おやめ下さい。
(それらによる破折・変色のクレーム対応は出来かねます。)
こまめな水洗い、又は、薄めた中性洗剤で洗うように、ご指導をお願いします。

特に、ソフトアタッチメント部分、シリコン裏装部分のお手入れの際は、硬いブラシなどで、こすりすぎないようにご注意下さい。

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